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ビーエス

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2010ニューカラーのひとつ、BS。つまりブラックシルバー。

ほかの新色と並べると一見地味に映りますが、手に取って

まじまじと眺めると、これがまた、なんというか…、

アルミの質感と相まって硬質な輝きと深い色合いが

遡上したてのサクラマスにも負けないとても美しいカラーです。

 

個人的に(←ここを強調して)、

このBSをブラックサファイアと呼ぶことにしよう。

見たことないですけど。

激流

滋賀県在住、大音満晴さんより。

とにかく釣る人ですが、このアマゴも凄みのある1尾。

 

1515

 

rodExpert Custom EXC630LM lureEmishi 50S 1st Type-Ⅱ[AU

 

「今日は岐阜の河川に遠征です。とあるダム下の釣り場へ。

漁協による魚の放流はダム工事以来なく、さらに下流にも遡上不可な

ダムがあり完全に隔絶された区間です。

しかしこの水域は昔からアマゴの濃い水系であります。ネイティブに

近付いたアマゴを求め、今シーズン2回目の釣行です。

このダム下はとてつもなく押しの強いポイントで、

前回は山夷68にて釣りを組み立てましたが今回は新しいタイプⅡで

攻略してみたく訪れました。

ポイントまでは封鎖された所から自転車で数km走らなくてはなりません。

朝五時過ぎに到着。なんと自転車が一台停めてあります。同じ馬鹿が居るとは…。

放水口下の瀬には9mの長竿を振る餌釣り師が。断って放水口直下へ

入れてもらいます。餌釣り師いわく今日は放水量が多く、水が高すぎるとのことでしたが、

流石はタイプⅡ、放水口直下で4回バイトを得て3匹獲ることが出来ました。

しかしサイズは2427cmといったところ。40オーバーも居るはず…。

諦められず、餌釣り師が水が高すぎ攻められないということで瀬のポイントを

やらせてもらいました。ガンガンの瀬ですぐに反応があり、29.5cmの婚姻色の

少し出たアマゴが釣れてきました。そして、瀬の終わり、階段状になり淵に流れ落ちる

手前の払い出しで、アップクロスからクロスの角度に蝦夷が差し掛かった直後、

ミノーの抵抗が変わりました。確信を持ってロッドを煽ると確かな重量感。

相手は押しの強い瀬を下ります。下の階段状の爆流に落ちられたらひとたまりもありません。

ロッドを寝かせ止めにかかった直後、今度は石の隙間に潜られ真横からは

まったく寄せられない状態に…。まったく動こうとしません。1分程考えた後、

水没覚悟で相手の上流へラインテンションを一定に保ちつつ移動。魚との距離は約15m

川の真ん中まで入り込み、真っ直ぐ上へ引いてくると運よく石から出てきてくれました。

しかし一難さってまた一難、もう一度魚が下り始めます。

それをロッドで止め、相手より先に下流へ。ウエーダーには水が入ってきます。

下の淵はおそらく6mはあります。危険を感じつつも、岸にたどり着き、

何とかランディングへ持ち込むことができました。

押しが強いぶん大きく感じたそのアマゴは実際には32cmとスーパーサイズでは

ありませんでしたが、野生的な容姿に心が満たされました。

1stタイプⅡの性能、EXC630のパワー、やっぱり道具の進化ですねえ」

 

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↑この日1匹目の29.5cm。なんとも言えない色合い。

 

大音さん、いつもありがとうございます。

今回は長文でしたがその場の雰囲気が伝わってきて

楽しかったです。なので、ほぼそのまま掲載しました。

来シーズンもよい出会いがあることを願っています。