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結晶

今日で今年の渓流も幕を閉じました。
振り返ると梅雨らしい梅雨がなく、夏が来たと思ったら、あれっ?
という間に秋風が吹いて、気付いたら渓流最終日。
好きなことに没頭している時間は本当に矢のように過ぎますね。
皆さん、今シーズンもお疲れ様でした!

angler:Hideki Ito

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝,ボウイ

コメント=伊藤秀輝
「今は異常気象による十年に一度、あるいは百年に一度の災害が
いつ起きても不思議じゃない時代になっていて、台風やゲリラ豪雨
で川が壊れ、時に町も浸水し、人も魚も住みづらくなっています。
その中でいかに川や魚と向き合っていくか、ということを改めて
深く考えるシーズンでした。
そういうシビアな状況にあって、今年も写真の2匹をはじめとする
ヤマメ達に大きな感動をもらいました。特に一枚目の雄は、
その川で10年振りにようやく出会えたパーフェクトな結晶であり
今シーズンも最後に浮かぶのはやっぱり、魚と自然に対する
感謝の気持ちです」

釣行の詳細は後ほどFROM FIELDでレポートいたします。


angler:Daisuke Ito

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤大祐

こちらの写真は伊藤大祐が釣り上げた一尾。
カラーで見ればハッとするような色彩をまとった紅ヤマメです。
今後、本ヤマメについて詳しくスポットを当てるカテゴリーを
新たに設けます。その第一回目のテーマがこの紅ヤマメ。
どうぞお楽しみに。

歩いて見えるもの

angler:Daisuke Ito

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤大祐

良い思い出に浸ったり、悔しい思いを噛み締めたり、今シーズンの
様々な出来事を振り返る季節になりましたね。
ここにちらっと掲載しているのは、伊藤大祐が今年の8~9月に
出会った尺ヤマメ達の一部。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤大祐

「今年は深刻な渇水に見舞われながらも、週末は時間のある限り
川に立ち、ひたすら歩いて、河川環境の変化を強く感じながら
新しいミノーの性能を突き詰めました。いつもながらあっという間
の1シーズンでした。ぜんぜん時間が足りません!」

釣行の模様、ミノーの開発については、後ほどFROM FIELD及び
CRAFTSMANSHIPで詳しくお伝えします。

3年振り

00

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Bowie 50S[YMG]

ハイプレッシャー必至の最後の週末も、いい魚に会えましたという
ご報告をいくつか頂きました。そのひとつ、新潟県の佐藤吉秀さん
からの投稿です。

「3年振りの尺ヤマメに逢えました。自分なりに渓流域の尺ヤマメ
にこだわって歩き続けたものの、出るのは泣き尺まで。どうしても
尺を超えられず3年もかかってしまいました。シルバーウィーク中
にいいサイズのヤマメが反応するもフッキングまで至らず、悔しい
思いをしました。そして今年の単独釣行最後の日、しかもその最後
のポイントで、前回の反省を踏まえながら丁寧に探ったところ、
ボウイに出てくれました。残りの釣行は仲間と楽しみます」

佐藤さん、ありがとうございます。
パーマークを鮮明に浮かべた綺麗な尺ヤマメ、これぞ渓流魚の
佇まいですね。単に大きさだけじゃなく、この美しさの価値を
追いかけられるのがヤマメ釣りの魅力だと思います。
最後まで思う存分楽しんでください。

最後の週末

0111

今シーズンもいよいよ大詰め、最後の週末。
有終の美を飾るような大物と出会えれば言うことナシですが、
せっかくの美しい風景を目に焼き付けながら最後まで楽しんで、
そして何より無事に、今年の渓流を締めくくりましょう。

028

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Bowie 50S[YMG]

こちらは北海道在住、T.Saka103さんからの投稿です。
禁漁がなく年中トラウトと遊べるのは羨ましいけれど、季節の
進行が早いぶんヤマメ釣りが楽しめる期間はそう長くない
北海道の渓流。8月中旬、汗も滴る盛夏の一撃。

「しばらく釣り上がった所で大物が追ってきて、口を使わず白泡の
中に戻っていきました。ドキドキしつつも少し冷静になりながら
白泡の向こう側にボウイを投げ入れ、流れになじませゆっくりと
引いてくると、ガツンという手応えが。なんとなんと、38cmもある
ヤマメでした。満足しながら写真を撮っていると、雷鳴が響き渡り、
見上げると夏空の向こうに雷雲がわきだしていたので急いで退渓点
に走り、車へ戻りました。すると途端に雨が降り始めました。
まだまだ時間はありましたが、連日天気予報で局地的な大雨に警戒
を呼びかけていたのでそこで竿を仕舞うことに。近くの温泉に
向かい、のんびり湯船に浸かっていると、雷鳴と本降りになった
雨音が聞こえてきました」

T.Saka103さん、ありがとうございました。
なにはともあれ、安全第一ですね。
皆さんもくれぐれも天候や水位の急な変化にはお気をつけて、
どうぞ良い週末を!

残り一週間

042

一気に秋が深まっていくのかなと思っていたら、連休中は
季節の歯車が止まったような、夏っぽい光線がさんさんと
降り注ぎました。今年の渓流も残り一週間です。

0110

rod:Expert Custom EXC510UL lure:Bowie 50S[AU]

こちらは昨年のちょうど今頃、9月最終週に届いた投稿です。
埼玉県在住、塩野亮さんより。

「私の釣りは仕事柄、日曜休日のみなので、釣り人の多さは
了承済みです。この日も、早めの入渓で誰よりも先行してると
思いきや! しばらく釣り上がると遠く上流に餌師、そして
私と餌師の間に二人組ルアーマン。たいがいこれにてジ・エンド
でありますが、遠目にルアーマンの釣りを見ながら脱渓場所を
探していたところ、竿抜けポイントでイケるかも?と多少希望を
持ち、丁寧に探る事しばし…。狭くえぐれたワンスポットに
万に一つのキャストが決まってしまい、写真のヤマメがボウイに
反応してくれました。どんな状況でもプラス思考で望めば、
良い事がありますね」

塩野さん、ありがとうございました。
この季節の憧れ、秋色をまとった格好いい雄ヤマメ。
雑にならず丁寧に釣ることの大事さを改めて感じますね。
今年も最後までどうぞ楽しんでください。

秋の渓で

angler:Hayato Ozawa
 
イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Bowie 50S[HYM]

広く移動することはせず、狭く限られたエリアの中で育った
居着きの雄アマゴ。プレッシャーが蓄積しスレが残り続けるため
警戒心が強く、そして賢い。
魚種で言えば同じアマゴでも、積み重ねた経験とともに釣り師の
価値観は研ぎ澄まされていくもの。
「いまは断然、居着きの個体に惹かれるね」と言う小沢。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50SD[ITS]

こちらは遡上タイプ。これも小沢が20年以上も前から釣ってきた
個体群だ。独特の迫力、いかつさがある。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

「今年は夏の終わりが早くて、盆を過ぎたら一気に秋が来た感じ。
松茸とか香茸とかキノコが出始めるのも早かったよ」
流れに泳ぐ渓魚達も、きっと早くやって来た秋を感じ取っている
ことでしょう。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

さて、明日から大型連休。おおむね天気も良さそうです。
最後のドラマを見つけに、爽やかな秋の渓へ繰り出しましょう。

秋色

018

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50S 1st Type-Ⅱ[ITS]

岩手県在住、山男魚さんより、昨シーズン終盤のヤマメ。

「秋の深まりゆく山の中を歩き回り出会えた、秋らしいヤマメ。
この時期独特の色合いは、いつ見ても感動しますね」

山男魚さん、ありがとうございます。
今年も秋色を浮かべた、いかついヤマメ達と対峙する季節です。
差し迫った緊張感とともに秋の渓を満喫しましょう。

釣友

017

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50S 1st Type-Ⅱ[BS]

群馬県の冨澤栄起さんより。昨年秋に釣り上げた二匹の尺ヤマメ。

「去年はシーズン最終月までほとんど釣りに行くことができず、
そんな中こういう魚達に出会えて本当に癒されました」
 

026

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50SD[ITS]

そしてこちらは釣友の冨澤裕一さんが手にしたヤマメ。

「この日は前の週に見つけたヤマメを釣りに二人でプチ遠征。
水深2mのいい淵なんですが、押しが強く、底からの湧き上がり
もあって難しいポイントでした。しかも立てる位置が水面から
1.5mほどの高さの所。そんなシチュエーションで裕一が
約30分かけて攻め、38cmのヤマメを釣り上げました。
その一部始終を見ていたので、もう頭が上がりません(笑)」

両冨澤さん、ありがとうございます。
今シーズンも利根マスにスーパーヤマメと、お二方とも
思いきり楽しんでますね。
残り半月、いよいよラストスパート。
またの投稿をお待ちしております。

不意の魚

016

rod:Expert Custom EXC560UL lure:Bowie 50S[YMG]

岩手県在住、小山恵介さんからの投稿です。

「釣りに行く日の前夜に予想外の雨が降って、狙いはきれいな
ヤマメでしたが釣れたのは本流育ちの太いイワナ、37cm。
イワナの活性が上がったんですね。不意の大物でもロッドの
パワーで安心してやりとりが出来ました」

小山さん、ありがとうございます。
今年2度目のイワナ投稿ですね。最後はヤマメで有終の美?
またの投稿をお待ちしております。

初尺

015
025

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi spoon 41・5.0g[GUG]

新潟県在住、本保伸喜さんからの投稿です。

「カスタムや蝦夷を使って一年目ですが、初の尺ヤマメを釣ること
ができました!この日は序盤から38cmのイワナが出て、その後、
深いポイントを5gのスプーンでゆっくり探っていくと銀色の魚が
ヒット。引きが強くジャンプされながらも、慎重にやりとりして
ネットイン。自分にとって記念すべき一尾になりました」

本保さん、生涯一匹目の尺ヤマメ、おめでとうございます。
これでますます渓流釣りの面白さにのめり込みそうですね。
深場で縦に落とし込めて、底波をじっくり探れるのはスプーンの
大きなメリット。蝦夷スプーンはアクションの立ち上がりも良く、
魚をじらすようなウォブリングで誘惑します。
残り半月、どうぞ楽しい釣りを!