激流を釣るミノー
rod:Expert Custom EXC600ULX lure:Yamai 68S[YMO]
reel:Certate 2500 line:Super Trout Advance Sight Edition 6Lb
angler:Kunihiko Kikuchi
本流の太い流れが雪シロでさらに勢いを増し、果たして釣りになるのか?と思う
ほどの押しの強さのなか、菊池久仁彦さんが山夷68Sで引きずり出した一本。
「押しが強いのに加えて、川のラインが乱れてるというか、もう流れが壊れて
しまってるような状況だから、使うミノーはとにかく流れに強いことが
絶対条件で、ポイントが大きいから飛距離も欲しい。となれば、山夷68の
シンキングがベストだなと。クロスでしっかりタナを取って、流芯では
ぐっと押さえ込んでおいてその脇のちょっとしたライン、巻き返しを拾っていく
わけだけど、安定性の悪いミノーではまったく釣りにならなかったと思う。
ヘンに浮き上がって表層をひらひらっと泳いでくるだけで終わり。
バランスを崩して横っ腹を見せたまま泳いできたりね。これはもう、
釣り人の操作ではどうにもならないんだよね。ルアーの性能のモンダイ。
どんな流れでもキッチリ誘えて泳いでくれる山夷の性能が活きたと思う」
轟々と流れる雪シロに乗って、EXCのロクマルを力強く絞り込んだアメマスは
43cm。流れを征する山夷68。水量豊富な今時期の本流では、まさに必携です。