晩夏の爆弾
すぐそこの林で、ジジジジーッと鳴いていたアブラゼミ。
油で揚げるような鳴き声だから油蝉、なのだそう。
で、個人的にセミと言って思い浮かぶのが、みなさんも一度は「うわおっ」
と悲鳴を上げた経験があるはずの、夏も終わり頃になると出現するセミ爆弾。
地面に落ち、その生涯に幕を下ろそうとしている瀕死のセミ。そのそばを
知らずに通りがかった瞬間、突然、けたたましい鳴き声を発しながらネズミ
花火のごとく暴れ回るアレです。
こういうのは決まって忘れた頃にやって来るし、暗い夜道なんかではほんと
ビビります…。
さてセミの季節もそろそろ終わりですが、僕らヤマメ釣り師の季節も残り3週間。
思い出に残るような魚が釣れれば最高だけど、そうじゃなくても気分のいい釣り
で最後はきちんと締め括りたいものです。