思いを継ぐ
あの巨大地震から2ヶ月余りが過ぎ、少しずつ復興作業は進んでいるものの
被害はあまりに甚大で、被災地にはいまもその爪跡が大きく残されています。
弊社からも、つらく悲しいお知らせをせねばなりません。
私そしてイトウクラフトを最も早くから支えてくれた岩手県釜石市の
フィールドスタッフ、菊池功君が、地元を襲った大津波の犠牲となり
43歳という若さでその尊い命を失いました。
サクラマスが心底好きで、シーズン中は風の日も雨の日もほとんどの週末を
釣りに捧げた功君の熱い情熱や思いを、途絶えさせるわけにはいきません。
今年ももうすぐ迎える秋田解禁の場に、川に立つ功君の姿がないことは
つらく、胸の潰れる思いですが、後を託された者が立ち止まっていては
彼に対して申し訳ありません。
ご家族や仲間の気持ちの整理もあり、お知らせが遅くなりましたこと、
心よりお詫び申し上げます。
仲間達の言葉や、これまでの釣行写真などを集め、菊池功君の追悼記事を
今後掲載する予定でおります。
私達は彼が残してくれた大事なものを胸に抱いて、この先ずっと歩み続けます。
有限会社イトウクラフト
代表取締役 伊藤秀輝