
斜面一面を覆い尽くすように咲き誇るカタクリ。
途中の林道は残雪で車が入れず、けっこう歩きましたけど、
山の新鮮な空気に包まれて気分はハイです。

カタクリは「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる植物の
典型で、落葉樹林の木々がいっせいに葉を広げる前、地面に
しっかりと陽射しが届くこの時期に花を咲かせた後、夏まで
のあいだに光合成を行ない栄養分を地中に蓄えます。
その後は地上から跡形もなく消えてしまい、次の春まで地中
で過ごすというライフサイクルを持ちます。
そんな束の間の春を謳歌する可憐な花たちに毎年、ある種の
力強さを感じます。

このキクザキイチゲもスプリング・エフェメラルのひとつ。
遠目には芽吹く前の冬枯れた森も、足を踏み入れれば清楚な
春の花々でじつに賑やかな今日この頃。
肝心の渓流は雪シロの増水で手が付けられず、森を徘徊して
里山の春を満喫した休日でした。
次こそ、綺麗なヤマメに会いたいなぁ…。
| 2014年05月01日 20:56
| 自然、風景、暮らし
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rod:Expert Custom EXC860MX lure:Wood 85・14g[BB]
「今年も何とかサクラを咲かせることができました!」
こちらは山形のサクラマス。地元アングラー、佐藤洋次郎さん
から頂いた投稿です。おめでとうございます!
昨年の人生初サクラに続いて、今年も太い鱒を手にしましたね。
またの投稿をお待ちしております。

さて、こちらも遂に開花しました。小岩井農場の一本桜です。
休日の昨日は天気も良く、早速たくさんの人で大賑わいでした。

雲ひとつない青天、残雪を抱いた雄大な岩手山、そして一本桜。
まさしく絵に描いたような美しさ。
昨日見た感じでは5~7分咲き程度で、まだつぼみも多いです。
今日と明日は天気が今ひとつですが、ゴールデンウィーク後半は
ピッタリいいタイミングにはまりそうですね。

県道沿いの桜並木は満開でした。ここも素晴らしい景色。
綺麗すぎてついつい脇見運転しそうに…。要注意です。

桜を見た後、ちょっと山に入ると雪解け水の小さな流れに、
まだ見頃の状態でミズバショウが綺麗に咲いていました。
山には山の季節がありますね。
そしてやっぱり、山に入ると元気が湧いてきます。
| 2014年04月30日 18:59
| 投稿, 自然、風景、暮らし
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花冷えの一週間前とは打って変わり、一気に
気温の上がった週末。この陽気に誘われて
雫石の桜も遂に咲き始めました!
昨年とは違い、今年は花芽の数が多いです。
どんどん咲き進んでいくこれからが楽しみ。

こちらは御所湖を望む雫石川園地の桜並木。
川沿いの堤防から約150本のソメイヨシノが立ち並ぶ
壮観な眺めが楽しめます。

こちらは樹齢800年の古木、七ツ田の弘法桜。
ライトアップされる夜の姿も見事です。

そして、毎年注目を集める小岩井農場の一本桜ですが、
昨日の昼ごろの段階ではまだこんな感じ。
さすがに「本州で一番遅く咲く桜」と言われるだけあり、
一本桜だけはまだ咲いていませんでした。

だいぶ枝先が赤みを帯びてきているので開花までそう時間は
掛からないと思います。花芽の数が多く、満開になった姿が
楽しみです。GW後半の連休には見頃になりそうですね。

さて、この気候で楽しいことばかりでもありません。
空気が乾燥しており山火事が相次いでいます。盛岡の山林でも
昨日から大規模な山火事が起きており避難指示も出されました。
原因はいろいろ考えられますが、焚き火やタバコの不始末といった
たった一人の不注意が大きな火災を引き起こします。くれぐれも
火の取り扱いには注意しましょう。
| 2014年04月28日 20:07
| 自然、風景、暮らし
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小岩井農場の桜はまだこんな感じです。
いつもの年だとGW前後が見頃になりますが、今年は
盛岡市のソメイヨシノが平年より8日早く開花が観測
されたので、こちらもちょっと早いかもしれませんね。
小岩井農場の桜で一番早く咲くのがこの県道桜並木。
満開になると景色がガラリと変わります。

そして毎年最後に花を咲かせるのがご存知、一本桜。
去年は花芽の数が少なく寂しい開花でしたが、今年は
大丈夫そう。枝先いっぱいに花を咲かせた見事な姿が
今から楽しみです。
| 2014年04月15日 19:03
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rod:Expert Custom EXC780MX lure:Wood85・18g[GO]
angler:Katsutoshi Yoshikawa
FROM FIELD 更新しました。
「川で過ごした時間」
http://www.itocraft.com/FROMFIELD/category.php?cateid=9#cms374
どうぞご覧くださいませ。

雫石も春の日射しが心地よい季節になりました。
昨日は爽やかな青空が広がり、岩手山をはじめ残雪の
山並みがとても綺麗でした。
桜はまだ先ですけど、ようやく春ですね。

これから芽吹きが進んでいくと、山や川の表情が
一気に明るくなります。
渓流を歩くのもどんどん楽しくなりますね。
| 2014年04月14日 19:20
| お知らせ, 自然、風景、暮らし
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東日本大震災から、今日で3年が経ちました。
あまりに衝撃的な出来事で、「早3年」なのか、
「まだ3年」なのか、どちらともつかない複雑な
思いを今も抱いております。
しかしこの震災からの3年間、各地で起きている
多くの自然災害を思うと、改めて人間は地球の器
のなかで生かされている存在だと思い知らされます。
そのなかで我々渓流の釣り人は、自然の変化に対し
人並み以上の判断力や適応力を持っているはずです。
その危機管理能力を、自分も含め周囲に対して、
いつでも発揮できるよう常に心掛けておかなければ
ならないと、今日友人の墓参りから戻る車中、
改めて思いました。
今年も暖かい春がもうすぐやって来ます。
今シーズンも大好きな釣りを通して、皆さんのもとに
たくさんの笑顔が生まれることを心から願っております。
有限会社イトウクラフト
代表取締役 伊藤秀輝
| 2014年03月11日 17:29
| 自然、風景、暮らし
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また雪が降って一面真っ白、冬の景色が広がっています。

冬には冬の美しさ。春が近づくと名残惜しくもあります。

日中の日射しに、ふと春らしさを感じる瞬間も。
まだ川には降りていませんが、そろそろ冷たい水の中を
ざぶざぶ歩いてヤマメの顔を拝みたいです。

| 2014年03月10日 19:32
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rod:Expert Custom EXC820MX lure:Wood85・14g[BB]
昨シーズンも沢山のサクラマス投稿を頂きましたが、その中で
ひときわ強いインパクトを放っていた一尾がこの魚。
岩手県在住、奥寺敏貴さんが釣り上げた65cm、3.5kg。
こんな太いマスが釣りたい。そう誰もが願う素晴らしい体躯。
今年はどんな魚に出会えるか、この写真を見ると胸が躍りますね。
奥寺さん、ありがとうございました!

せっかく渓流も解禁したのに、この爆弾低気圧で真冬に逆戻り。
特に大雪の影響が残る地域では無理をしても危険が伴うだけです。
ここは冷静にぐっと我慢するのも大事ですね。
月並みですけど、暖かい春が待ち遠しい今日この頃です。
| 2014年03月07日 19:15
| 投稿, 自然、風景、暮らし
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春先の渓流はやっぱりスプーンの出番も多い。というわけで、
1本1本、丁寧にシングルフックを巻く。

「毎年冬の間にしておく準備のひとつ。このフックにどんな魚
がヒットするか想像して、いつもワクワクしながら巻いてる」
と伊藤大祐。

スプーンのフックは、狙う魚のサイズや釣り人の好みによって
様々に分かれるところ。なので蝦夷スプーンはフックレス仕様。
シングルフックひとつにも釣り師のこだわりが見て取れます。

明日はいよいよ渓流解禁日。岩手を含め多くの地域で今シーズン
の渓流釣りがスタートします。
釣果うんぬんは置いといて、まずは渓流の空気を全身で満喫し、
素晴らしい自然の中で竿を振れる幸福を噛み締めたいですね。
| 2014年02月28日 18:41
| 自然、風景、暮らし
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rod:Expert Custom EXC600ULX lure:Yamai68S Type-Ⅱ[BG]
京都府在住、大谷昌司さんからの投稿です。
2013.8
「増水と濁りで渦巻く川に落胆を隠せないなか、大きな沈み石
があったはずのポイントへ。山夷68SタイプⅡを使いダウンで
アプローチ。何本もの線を引くように少しずつトレースコース
を変え、軽めのトゥイッチを加えたところで明確なバイト。
厳しい状況のなか、貴重な1匹を手にすることが出来ました」
大谷さんが釣り上げたのは33cmのアマゴ。増水時、山夷の
安定性はやはり心強いですね。これがあるとないとでは攻め
の幅が確実に違ってきます。
ご投稿、ありがとうございました!

夕方の空が、同じ時間でもだんだんと明るくなってきましたね。
少しずつ日が長くなり、春の足音は着実に近づいているようです。
| 2014年02月25日 19:39
| 投稿, 自然、風景、暮らし
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