選択の楽しさ
angler:Daisuke Ito
ボウイ50S初回製作分の発送を無事終え、久し振りにサッパリとした
気分で渓流に出掛けた日曜日、恰好いい雄ヤマメが顔を見せてくれた。
rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi50SD proto model
お目当ての川がどこも増水と強烈な濁りに見舞われる中、何とか釣りに
なりそうな場所を探しながら約5時間のドライブ。さまよった末に行き
着いた初めての川。太くて押しの強い流れを遡行していくとドン深の淵
が現れ、すぐさまグルッと回り込んで迷わずダウンクロスの立ち位置から
蝦夷50シンキング・ディープのプロトを投げ込んだ。
オーバートゥイッチ時の『ディープダイバー特有のダート』をぎりぎり
まで抑え、水中のミノーをしっかりコントロールしつつヒラを打たせると
流芯の底に差し掛かったところで、ドンッ!とロッドに重みが乗った。
釣れたのは綺麗な色合いをした尺ヤマメ。
将来のスーパーヤマメ予備軍がこの川には育っていた。
同じく蝦夷50シンキング・ディープにヒットしたイワナ。薄っすらと
パーマークを残した筋肉質なボディが印象的。
「はじめはニューカラーのボウイを使う予定でしたけど、川の状況から
判断して選んだのがシンキング・ディープでした。ボウイでは探りづらい
ポイント、例えば押しの強い深場も、このルアーならロスなく攻め切れる。
ひとつのルアーで攻め通すのも面白いけど、やっぱり各ルアーの特徴を
理解して使い分けることも楽しいですね」
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