復帰報告
日頃は当ウェブサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。
作業中に右手を負傷したことにつきまして、皆様には大変ご心配をお掛け
いたしましたが、仕事と釣りが何よりの薬ということで当初の予定よりも
早く現場に復帰しましたことを、ここに報告いたします。
ご心配とお気遣いのメールを下さった皆様には心より感謝申し上げます。
さて今シーズンの渓流釣りも残り1ヶ月を切りましたが、現在「雫石渓流会」
の活動として、天然種の生息状況調査に例年以上に力を注いでいます。
ヤマメ、イワナの河川ごとの形態差、そして個体差を一尾一尾写真に記録
しつつ、またそのヒレを採取して今後DNA鑑定を行ないます。
内水面水産技術センターと協力し合いながら、天然種の保護、ひいては
より良い放流事業の実現に向けて本格的に動き始めています。
養殖魚の血が混じらない野生の純血を守るためには、まずその全容を詳しく
把握しておく必要があります。微力ながら今できること、今やらなければ
いけないことに全力を傾け、これまでたくさんのものを私に与えてくれた
野生の魚たちに、少しでも何かを返してあげたいと思っています。
雫石での本ヤマメの調査中には思わぬ大物も数匹顔を見せてくれたり、また、
かねてより一度は釣ってみたいと思っていた念願のナガレモンイワナ、しかも
完璧な紋様を浮かべた個体にも出会うことができました。今年の魚たちは怪我
の回復を祝福してくれているようにも思えます。
それらの釣行記はまた後ほど。そして本ヤマメについては今後詳しく取り上げ
ていく予定ですので、どうぞお楽しみに。
今後とも宜しくお願いいたします。
伊藤秀輝