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自然の恵み

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝
イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝

時が過ぎるのはあっという間、この9月ももう最終週ですが、
日中はまだ夏の暑さを引きずり、本格的な秋の訪れは足踏み状態。
今年は山栗が落ちるのも遅いですもんね。

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝

rod:Protomodel lure:Bowie 50S[HYM]
angler:Hideki Ito

季節は留まっていても時間は止まらず、禁漁に向かって絶えず
秒針は進み続けます。上の魚はそんな差し迫った最終盤の渓で
釣り上げた大ヤマメ。魚体の写真はまた後ほど紹介いたしますが、
この日はもうひとつの、大きな自然の恵みと出会うことに。
ヤマメの撮影を終えた帰路のことでした。
「そうだ、あの木の所に寄っていくか!」と伊藤。
以前、そこでそれはそれは立派な天然マイタケを見つけて以来、
毎年秋が深まると必ず足を運んでいる大木があり、あのへんは
秋が早いから出てるかも…という勘のもと向かってみることに。

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝
イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝

すると読みは的中。ドッシリとした大きなマイタケがそこに…!
見つけると舞い踊ってしまうほど嬉しい、という名の由来は
決して大げさな話じゃないなと思います。

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝
イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝

もちろん香りも素晴らしいです。
「川の恵みと山の恵み、しかも特別見事なものに出会えて、
今日はココロの底から自然に感謝だね」

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝
イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝

さて、今年の渓流も幕が閉じるまであと少し。
最後の釣行を計画されている方は、ぜひ最後の一振りまで
楽しんでください。

秋支度

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人
イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50SD[YMO]
angler:Hayato Ozawa

少しずつ秋めいてきた今日この頃。
「この川は特に秋が早いんだよね」と言う小沢勇人。写真の
雄アマゴも薄っすらと色づき、秋の装いをまとい始めています。
「毎年いい魚が着くポイントなんだけど、それだけに他の釣り人
も通い詰めてるから魚はもう常にスレてる」
落ち込み下の深く掘れたポイントで、水深は1m20cmほど。
落ち込みの流れが大きな岩にぶつかって流れ出す、その岩の下の
エグレが魚の隠れ家になっている。警戒している分、そこから
長い距離を追わせるのは難しい。
だから選んだルアーは、蝦夷50シンキングディープ。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人
イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

「小さめの渓流でも、こういうピンスポットを攻めるために
このルアーはほんと欠かせない」
数々の危険を掻い潜ってきた居着きのアマゴも、テリトリー内で
激しくヒラを打つディープに思わず口を使ったのでした。
顔がいかつく、体高も見事。サイズは35cm。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人
イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人

今シーズンも残りひと月、いよいよ佳境ですね。
蝦夷50SDは来週中の出荷を予定しています。
台風被害など危険や不安も多いですが、安全最優先で楽しみましょう。

夏山女魚

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤秀輝,蝦夷

rod:Protomodel lure:Emishi 50S 1st Type-Ⅱ[AU]
angler:Hideki Ito

夏ヤマメ一里一尾、という言葉がありますが、こんなヤマメを
釣るためなら一里の距離ぐらい望むところです。
蝦夷ファーストモデル特有の派手なフラッシングに反応した、
美しくそしてたくましい幅広の尺上。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤秀輝,蝦夷

狂ったように猛攻撃を仕掛けてくるアブの存在も、こういう
いい魚を撮影している時だけは気になりません。
この他にも魅力的な夏のヤマメ達が写真に収まっておりますので
詳しくはまた後ほど…。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤秀輝,蝦夷

暦の上では立秋を過ぎましたが、暑さはまだまだ続きそうです。
今年は9月の残暑も厳しいとか。
「今時期からは当然魚も神経質になってるし、決まっていい魚を
釣った時に思うのは、正確であること、丁寧であること、そして
冷静であること、すなわち集中力の重要性。雑に釣っていたら
まず難しいよね」
酷暑の中でもその集中力を維持させてくれるのが、タックルの
性能であり、身に付けるもの全ての快適さです。
もちろん、自らの長い経験を詰め込んだこのメッシュベストも
伊藤にとって重要な必需品のひとつ。
熱や湿気の放出性に優れ、且つ軽量で動きやすいメッシュベストは
どの季節においても大きなメリットを生み、じっさい伊藤は
シーズン通してメッシュベストを愛用していますが、特に暑くて
たまらない今の季節は欠かせませんね。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤秀輝,蝦夷

さて、明日から夏休みという方も多いと思います。
くれぐれも熱中症には気をつけて、水分・塩分そして睡眠を
しっかり取って、どうぞ楽しい休日をお過ごしくださいませ。

drift

img_5574

今年は梅雨明けが遅いみたいで、来週も天気が崩れそうです。
一時ぜんぜん雨が降らなくて心配していたモリアオガエルの卵も、
無事オタマジャクシに孵り、たくさん池の中で泳いでいる姿を
確認してきました。陸に上がるまでの間、快適な水中生活を
過ごせるよう願っています。

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人,蝦夷スプーン

rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi Spoon 41・7.0g[GYM]
angler:Hayato Ozawa

さてこちらは梅雨入りして間もない頃、今日はだいぶ水が高いなー
という日に、小沢勇人が蝦夷スプーンで釣り上げた一尾。
一際野生的な居着きのアマゴに没頭する盛期、その前に毎年会いに
行く遡上タイプの個体です。
押しの強まっている流れの底波をスプーンのドリフトで捉え、
じらすように誘う。着き場の読み、そこから逆算しての着水点、
ルアーの操作、そして、それら心に思い浮かべたイメージが
的中するフッキングの瞬間。
「スプーンのドリフトは、この瞬間が最高に楽しい」

イトウクラフト,itocraft,アマゴ,小沢勇人,蝦夷スプーン

スプーンだからこそ攻め抜ける流れ、スポット。そして、
スプーンだからこその楽しさをぜひ味わってください。

2016 桜鱒

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤秀輝

早いもので今日から7月。夏間近ですね。
さて皆さん、今年のサクラマス釣りはいかがでしたでしょうか?
日本海側河川の多くは好調と言われましたが、感動も悔しさも
人それぞれにあったかと思います。

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,吉川勝利

これらの写真は2016年、伊藤をはじめフィールドスタッフが
手にしたサクラマスの、ほんの一部。

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,菊池久仁彦

雪シロ期のフレッシュランから川に居着いた6月の魚まで、
新型スプーンのプロトやWOOD85、蝦夷スプーンによって
数々のサクラマスが釣り上げられました。

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,小田秀明

ニューアイテムの紹介も含めましてまた後ほど詳しくレポート
いたします。どうぞお楽しみに。

武器

angler:Katsutoshi Yoshikawa

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,吉川勝利,蝦夷スプーン

rod:Expert Custom EXC510UL lure:Emishi Spoon41・5g

ミノーを使う人がほとんどだからスプーンが魚にとって新鮮に映る、
という単純な理屈ではなく、スプーンの秘める性能を引き出せる
釣り人だからこそ釣れる魚が間違いなくいます。
スプーンの話は決して単純で簡単なものではありませんが、
だからこそ奥が深くて面白く、そして釣りと魚を知っている人ほど
昔も今もスプーンを手放しません。
吉川さんもそのひとり。
初夏の渓流、誰もが気合を入れて探る大場所で吉川さんの手に
落ちたのは35cmのヤマメ。ルアーは蝦夷スプーン5グラム。
「この時期にしては、まあまあかな」とのことですが、他にも
さらなる大物も見つけているのでしばらくはソイツに挑む予定。

地域によって早い所ではいよいよ渓流も盛期に向かいます。
皆さんもぜひ熱い釣りを楽しんでください。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,吉川勝利,蝦夷スプーン

さて、渓流用蝦夷スプーンは出荷間近です。予定よりお時間を
頂戴しており申し訳ございません。もう少々お待ちくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

SPEC

angler:Daisuke Ito
イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤大祐,蝦夷スプーン

rod:Expert Custom EXC820MX
lure:Emishi Spoon 65・21g

昨年の秋田、伊藤大祐がスプーンで釣り上げた一本。
昨日紹介した新型ではなく、この時は蝦夷スプーンが威力を発揮。
「新型のプロトをテストしていく過程で、蝦夷スプーンとの違いを
より明確にするために、改めて蝦夷スプーンも使い込みました」
蝦夷スプーンならではの底波のドリフトにヒット。
やっぱりコレも手放せないなと深く実感。

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤大祐,蝦夷スプーン

新型と蝦夷スプーンには、全く異なる性能が宿っています。
「ひとつの武器を突き詰めて使いこなすことも大事だけど、
武器の数を増やして、それぞれのスペックを熟知して個性を
完璧に発揮させることができれば、ポイントを攻めるのが
もっともっと面白くなると思います」

タフな流れを攻略する

angler:Hideki Ito
イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤秀輝,スプーン

rod:Expert Custom EXC860MX
lure:New Spoon[prototype]

昨シーズン、伊藤が秋田の川で釣り上げた美しいサクラマス。
フレッシュな輝きにみちた太い魚体がやはり魅力的です。
口元にくわえているのは、現在開発中の新型スプーンのプロト。
まさにミノーを彷彿とさせるウォブリングで誘いを演出できる
と言うニューモデル、当初は今春発売を予定していましたが、
とりわけシビアな設定ゆえ、さらに使い込んで微調整を施し、
お目見えは2017シーズンとなります。
そのコンセプト・性能については後ほど詳しく紹介いたします。
どうぞお楽しみに。

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤秀輝,スプーン

ご存知の通り、昨年から秋田県のサクラマス解禁が6月1日から
4月1日に変更され、雪シロ期~ハイシーズンのマス釣りを長く
楽しめるようになりました。
雪シロ期ならではの押しの強い流れも、伊藤いわく「攻め方を
分かってる人にとってはすごく面白い」とのこと。
「あの分厚い流れと水圧に翻弄されるのか、それとも、その中で
しっかりと底波の変化を読んで、狙い通りにルアーをコントロール
できるか。6月とはまた違う、タフなフィールドとの勝負だよね」

イトウクラフト,itocraft,サクラマス,伊藤秀輝,スプーン

rod:Expert Custom EXC860MX
lure:New Spoon[prototype]

これはまた別の日の一尾。
フタを開けてみれば、昨年の秋田は期待とは裏腹に総じて不調、
多くの釣り人にとって4月解禁の恩恵が今ひとつ感じられない
シーズンでしたが、さて今年はどうなりますか。
他の地域から見れば当たり前の時期に釣りができるようになった
だけですが、秋田のポテンシャルを思う存分堪能できるシーズン
になればいいなあ…と切に願っております。

結晶

今日で今年の渓流も幕を閉じました。
振り返ると梅雨らしい梅雨がなく、夏が来たと思ったら、あれっ?
という間に秋風が吹いて、気付いたら渓流最終日。
好きなことに没頭している時間は本当に矢のように過ぎますね。
皆さん、今シーズンもお疲れ様でした!

angler:Hideki Ito

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤秀輝,ボウイ

コメント=伊藤秀輝
「今は異常気象による十年に一度、あるいは百年に一度の災害が
いつ起きても不思議じゃない時代になっていて、台風やゲリラ豪雨
で川が壊れ、時に町も浸水し、人も魚も住みづらくなっています。
その中でいかに川や魚と向き合っていくか、ということを改めて
深く考えるシーズンでした。
そういうシビアな状況にあって、今年も写真の2匹をはじめとする
ヤマメ達に大きな感動をもらいました。特に一枚目の雄は、
その川で10年振りにようやく出会えたパーフェクトな結晶であり
今シーズンも最後に浮かぶのはやっぱり、魚と自然に対する
感謝の気持ちです」

釣行の詳細は後ほどFROM FIELDでレポートいたします。


angler:Daisuke Ito

イトウクラフト,itocraft,大ヤマメ,伊藤大祐

こちらの写真は伊藤大祐が釣り上げた一尾。
カラーで見ればハッとするような色彩をまとった紅ヤマメです。
今後、本ヤマメについて詳しくスポットを当てるカテゴリーを
新たに設けます。その第一回目のテーマがこの紅ヤマメ。
どうぞお楽しみに。

歩いて見えるもの

angler:Daisuke Ito

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤大祐

良い思い出に浸ったり、悔しい思いを噛み締めたり、今シーズンの
様々な出来事を振り返る季節になりましたね。
ここにちらっと掲載しているのは、伊藤大祐が今年の8~9月に
出会った尺ヤマメ達の一部。

イトウクラフト,itocraft,ヤマメ,伊藤大祐

「今年は深刻な渇水に見舞われながらも、週末は時間のある限り
川に立ち、ひたすら歩いて、河川環境の変化を強く感じながら
新しいミノーの性能を突き詰めました。いつもながらあっという間
の1シーズンでした。ぜんぜん時間が足りません!」

釣行の模様、ミノーの開発については、後ほどFROM FIELD及び
CRAFTSMANSHIPで詳しくお伝えします。