時が過ぎるのはあっという間、この9月ももう最終週ですが、
日中はまだ夏の暑さを引きずり、本格的な秋の訪れは足踏み状態。
今年は山栗が落ちるのも遅いですもんね。
rod:Protomodel lure:Bowie 50S[HYM]
angler:Hideki Ito
季節は留まっていても時間は止まらず、禁漁に向かって絶えず
秒針は進み続けます。上の魚はそんな差し迫った最終盤の渓で
釣り上げた大ヤマメ。魚体の写真はまた後ほど紹介いたしますが、
この日はもうひとつの、大きな自然の恵みと出会うことに。
ヤマメの撮影を終えた帰路のことでした。
「そうだ、あの木の所に寄っていくか!」と伊藤。
以前、そこでそれはそれは立派な天然マイタケを見つけて以来、
毎年秋が深まると必ず足を運んでいる大木があり、あのへんは
秋が早いから出てるかも…という勘のもと向かってみることに。
すると読みは的中。ドッシリとした大きなマイタケがそこに…!
見つけると舞い踊ってしまうほど嬉しい、という名の由来は
決して大げさな話じゃないなと思います。
もちろん香りも素晴らしいです。
「川の恵みと山の恵み、しかも特別見事なものに出会えて、
今日はココロの底から自然に感謝だね」
さて、今年の渓流も幕が閉じるまであと少し。
最後の釣行を計画されている方は、ぜひ最後の一振りまで
楽しんでください。
| 2016年09月26日 19:18
| 気まぐれ釣行日誌
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rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi 50SD[YMO]
angler:Hayato Ozawa
少しずつ秋めいてきた今日この頃。
「この川は特に秋が早いんだよね」と言う小沢勇人。写真の
雄アマゴも薄っすらと色づき、秋の装いをまとい始めています。
「毎年いい魚が着くポイントなんだけど、それだけに他の釣り人
も通い詰めてるから魚はもう常にスレてる」
落ち込み下の深く掘れたポイントで、水深は1m20cmほど。
落ち込みの流れが大きな岩にぶつかって流れ出す、その岩の下の
エグレが魚の隠れ家になっている。警戒している分、そこから
長い距離を追わせるのは難しい。
だから選んだルアーは、蝦夷50シンキングディープ。
「小さめの渓流でも、こういうピンスポットを攻めるために
このルアーはほんと欠かせない」
数々の危険を掻い潜ってきた居着きのアマゴも、テリトリー内で
激しくヒラを打つディープに思わず口を使ったのでした。
顔がいかつく、体高も見事。サイズは35cm。
今シーズンも残りひと月、いよいよ佳境ですね。
蝦夷50SDは来週中の出荷を予定しています。
台風被害など危険や不安も多いですが、安全最優先で楽しみましょう。
| 2016年09月02日 19:48
| 気まぐれ釣行日誌
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rod:Protomodel lure:Emishi 50S 1st Type-Ⅱ[AU]
angler:Hideki Ito
夏ヤマメ一里一尾、という言葉がありますが、こんなヤマメを
釣るためなら一里の距離ぐらい望むところです。
蝦夷ファーストモデル特有の派手なフラッシングに反応した、
美しくそしてたくましい幅広の尺上。
狂ったように猛攻撃を仕掛けてくるアブの存在も、こういう
いい魚を撮影している時だけは気になりません。
この他にも魅力的な夏のヤマメ達が写真に収まっておりますので
詳しくはまた後ほど…。
暦の上では立秋を過ぎましたが、暑さはまだまだ続きそうです。
今年は9月の残暑も厳しいとか。
「今時期からは当然魚も神経質になってるし、決まっていい魚を
釣った時に思うのは、正確であること、丁寧であること、そして
冷静であること、すなわち集中力の重要性。雑に釣っていたら
まず難しいよね」
酷暑の中でもその集中力を維持させてくれるのが、タックルの
性能であり、身に付けるもの全ての快適さです。
もちろん、自らの長い経験を詰め込んだこのメッシュベストも
伊藤にとって重要な必需品のひとつ。
熱や湿気の放出性に優れ、且つ軽量で動きやすいメッシュベストは
どの季節においても大きなメリットを生み、じっさい伊藤は
シーズン通してメッシュベストを愛用していますが、特に暑くて
たまらない今の季節は欠かせませんね。
さて、明日から夏休みという方も多いと思います。
くれぐれも熱中症には気をつけて、水分・塩分そして睡眠を
しっかり取って、どうぞ楽しい休日をお過ごしくださいませ。
| 2016年08月10日 20:28
| Expert Mesh Vest, 気まぐれ釣行日誌
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今年は梅雨明けが遅いみたいで、来週も天気が崩れそうです。
一時ぜんぜん雨が降らなくて心配していたモリアオガエルの卵も、
無事オタマジャクシに孵り、たくさん池の中で泳いでいる姿を
確認してきました。陸に上がるまでの間、快適な水中生活を
過ごせるよう願っています。
rod:Expert Custom EXC510ULX lure:Emishi Spoon 41・7.0g[GYM]
angler:Hayato Ozawa
さてこちらは梅雨入りして間もない頃、今日はだいぶ水が高いなー
という日に、小沢勇人が蝦夷スプーンで釣り上げた一尾。
一際野生的な居着きのアマゴに没頭する盛期、その前に毎年会いに
行く遡上タイプの個体です。
押しの強まっている流れの底波をスプーンのドリフトで捉え、
じらすように誘う。着き場の読み、そこから逆算しての着水点、
ルアーの操作、そして、それら心に思い浮かべたイメージが
的中するフッキングの瞬間。
「スプーンのドリフトは、この瞬間が最高に楽しい」
スプーンだからこそ攻め抜ける流れ、スポット。そして、
スプーンだからこその楽しさをぜひ味わってください。
| 2016年07月20日 18:04
| 気まぐれ釣行日誌, 自然、風景、暮らし
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早いもので今日から7月。夏間近ですね。
さて皆さん、今年のサクラマス釣りはいかがでしたでしょうか?
日本海側河川の多くは好調と言われましたが、感動も悔しさも
人それぞれにあったかと思います。
これらの写真は2016年、伊藤をはじめフィールドスタッフが
手にしたサクラマスの、ほんの一部。
雪シロ期のフレッシュランから川に居着いた6月の魚まで、
新型スプーンのプロトやWOOD85、蝦夷スプーンによって
数々のサクラマスが釣り上げられました。
ニューアイテムの紹介も含めましてまた後ほど詳しくレポート
いたします。どうぞお楽しみに。
| 2016年07月01日 19:26
| 気まぐれ釣行日誌
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angler:Katsutoshi Yoshikawa
rod:Expert Custom EXC510UL lure:Emishi Spoon41・5g
ミノーを使う人がほとんどだからスプーンが魚にとって新鮮に映る、
という単純な理屈ではなく、スプーンの秘める性能を引き出せる
釣り人だからこそ釣れる魚が間違いなくいます。
スプーンの話は決して単純で簡単なものではありませんが、
だからこそ奥が深くて面白く、そして釣りと魚を知っている人ほど
昔も今もスプーンを手放しません。
吉川さんもそのひとり。
初夏の渓流、誰もが気合を入れて探る大場所で吉川さんの手に
落ちたのは35cmのヤマメ。ルアーは蝦夷スプーン5グラム。
「この時期にしては、まあまあかな」とのことですが、他にも
さらなる大物も見つけているのでしばらくはソイツに挑む予定。
地域によって早い所ではいよいよ渓流も盛期に向かいます。
皆さんもぜひ熱い釣りを楽しんでください。
さて、渓流用蝦夷スプーンは出荷間近です。予定よりお時間を
頂戴しており申し訳ございません。もう少々お待ちくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
| 2016年06月24日 20:25
| 気まぐれ釣行日誌
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angler:Daisuke Ito
rod:Expert Custom EXC820MX
lure:Emishi Spoon 65・21g
昨年の秋田、伊藤大祐がスプーンで釣り上げた一本。
昨日紹介した新型ではなく、この時は蝦夷スプーンが威力を発揮。
「新型のプロトをテストしていく過程で、蝦夷スプーンとの違いを
より明確にするために、改めて蝦夷スプーンも使い込みました」
蝦夷スプーンならではの底波のドリフトにヒット。
やっぱりコレも手放せないなと深く実感。
新型と蝦夷スプーンには、全く異なる性能が宿っています。
「ひとつの武器を突き詰めて使いこなすことも大事だけど、
武器の数を増やして、それぞれのスペックを熟知して個性を
完璧に発揮させることができれば、ポイントを攻めるのが
もっともっと面白くなると思います」
| 2016年03月31日 19:24
| 気まぐれ釣行日誌
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angler:Hideki Ito
rod:Expert Custom EXC860MX
lure:New Spoon[prototype]
昨シーズン、伊藤が秋田の川で釣り上げた美しいサクラマス。
フレッシュな輝きにみちた太い魚体がやはり魅力的です。
口元にくわえているのは、現在開発中の新型スプーンのプロト。
まさにミノーを彷彿とさせるウォブリングで誘いを演出できる
と言うニューモデル、当初は今春発売を予定していましたが、
とりわけシビアな設定ゆえ、さらに使い込んで微調整を施し、
お目見えは2017シーズンとなります。
そのコンセプト・性能については後ほど詳しく紹介いたします。
どうぞお楽しみに。
ご存知の通り、昨年から秋田県のサクラマス解禁が6月1日から
4月1日に変更され、雪シロ期~ハイシーズンのマス釣りを長く
楽しめるようになりました。
雪シロ期ならではの押しの強い流れも、伊藤いわく「攻め方を
分かってる人にとってはすごく面白い」とのこと。
「あの分厚い流れと水圧に翻弄されるのか、それとも、その中で
しっかりと底波の変化を読んで、狙い通りにルアーをコントロール
できるか。6月とはまた違う、タフなフィールドとの勝負だよね」
rod:Expert Custom EXC860MX
lure:New Spoon[prototype]
これはまた別の日の一尾。
フタを開けてみれば、昨年の秋田は期待とは裏腹に総じて不調、
多くの釣り人にとって4月解禁の恩恵が今ひとつ感じられない
シーズンでしたが、さて今年はどうなりますか。
他の地域から見れば当たり前の時期に釣りができるようになった
だけですが、秋田のポテンシャルを思う存分堪能できるシーズン
になればいいなあ…と切に願っております。
| 2016年03月30日 19:09
| 気まぐれ釣行日誌
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今日で今年の渓流も幕を閉じました。
振り返ると梅雨らしい梅雨がなく、夏が来たと思ったら、あれっ?
という間に秋風が吹いて、気付いたら渓流最終日。
好きなことに没頭している時間は本当に矢のように過ぎますね。
皆さん、今シーズンもお疲れ様でした!
angler:Hideki Ito
コメント=伊藤秀輝
「今は異常気象による十年に一度、あるいは百年に一度の災害が
いつ起きても不思議じゃない時代になっていて、台風やゲリラ豪雨
で川が壊れ、時に町も浸水し、人も魚も住みづらくなっています。
その中でいかに川や魚と向き合っていくか、ということを改めて
深く考えるシーズンでした。
そういうシビアな状況にあって、今年も写真の2匹をはじめとする
ヤマメ達に大きな感動をもらいました。特に一枚目の雄は、
その川で10年振りにようやく出会えたパーフェクトな結晶であり
今シーズンも最後に浮かぶのはやっぱり、魚と自然に対する
感謝の気持ちです」
釣行の詳細は後ほどFROM FIELDでレポートいたします。
angler:Daisuke Ito
こちらの写真は伊藤大祐が釣り上げた一尾。
カラーで見ればハッとするような色彩をまとった紅ヤマメです。
今後、本ヤマメについて詳しくスポットを当てるカテゴリーを
新たに設けます。その第一回目のテーマがこの紅ヤマメ。
どうぞお楽しみに。
| 2015年09月30日 19:12
| 気まぐれ釣行日誌
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angler:Daisuke Ito
良い思い出に浸ったり、悔しい思いを噛み締めたり、今シーズンの
様々な出来事を振り返る季節になりましたね。
ここにちらっと掲載しているのは、伊藤大祐が今年の8~9月に
出会った尺ヤマメ達の一部。
「今年は深刻な渇水に見舞われながらも、週末は時間のある限り
川に立ち、ひたすら歩いて、河川環境の変化を強く感じながら
新しいミノーの性能を突き詰めました。いつもながらあっという間
の1シーズンでした。ぜんぜん時間が足りません!」
釣行の模様、ミノーの開発については、後ほどFROM FIELD及び
CRAFTSMANSHIPで詳しくお伝えします。
| 2015年09月29日 20:01
| 気まぐれ釣行日誌
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